伝説のコナミコマンド「上上下下左右左右BA」誕生は橋本和久の『グラディウス』バグチェック用

ゲームニュース



こんにちは。
Pooh(ぷう)です!

 

昨日の夜中(2023年3月3日深夜)に放送していたテレ朝の『そだテレビ』をたまたま見ていました。
そうしたら、コナミの伝説コマンド誕生秘話をやっていました。
懐かしい!

 

そのお話です。

 

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コナミコマンド「上上下下左右左右BA」誕生は1986年 ゲームは『グラディウス』

コナミコマンドはファミコンが大ブームとなっていた1986年に誕生しました。
ファミコンの発売は1983年7月15日ですが、大ブームとなったのはそこから先になります。

 

ちなみに1986年の新語・流行語大賞のベスト3です。

金賞:究極
銀賞:激辛
銅賞:ファミコン

 

究極や激辛という言葉が流行ったのは、今から37年前なんですね。
ファミコンと同期のようです。

 

そのファミコン絶頂期に生まれたのがコナミコマンドでした。
コナミコマンドが誕生したゲームは『グラディウス』。

 

そのコナミコマンドとは、超激ムズのゲームが最初からフル装備の最強の状態で始められるというとても嬉しいコマンドのことです。
スタートボタン後にコナミコマンド「上上下下左右左右BA」と入力するだけ。

 

2021年には世界一有名な隠しコマンドとして、ギネス世界記録にも掲載されました。

 

コナミコマンド誕生秘話

番組では、株式会社コナミデジタルエンタテインメントの青山和浩さんがインタビューに応じてました。
当時のプログラマーの方です。

 

青山さんのお話をまとめるとこうでした。

  1. コナミコマンドの生みの親は橋本和久さん。(2020年61歳で永眠)
  2. 1985年にアーケードゲーム『グラディウス』と『ツインビー』をファミコンで開発することが決定。
  3. アーケードとファミコンのスペックの壁を乗り越えて開発は無事完成。
  4. バグチェックをする際に、ゲームがあまり上手ではない橋本さんがコナミコマンド「上上下下左右左右BA」をひらめく。
  5. バグチェックがスムーズに終わることになり、1986年4月25日にファミコン版『グラディウス』が発売された。
  6. コナミコマンドは「橋本さんが楽したいがために入れただけ」で誕生。(青山さん談)「もし橋本さんがゲーム上手かったら、このコマンドは生まれてなかったかもしれない」

 

コナミコマンドは消し忘れではない

ネットの噂では橋本さんがコナミコマンドを消し忘れたのではないか、という噂が長年ありました。

 

この噂に対して青山さんはこのように答えてました。

本人から直接聞いたわけじゃないのでなんとも言えませんが、橋本さんは決してそんなヘマをするような方ではないと思います。
ネットではそういう風に囁かれてるかもしれないですけど、僕から言わせてみれば「意図的に入れられた」。
おちゃらけた橋本さんの遊び心がこのコマンドを残すきっかけになったと思います。
何年経っても、橋本さんの遊び心に我々はまんまとハマってしまっているのかなと思います。

 

粋ですね!
番組でもカッコいいと言われてました。

 

橋本さんの訃報時には、コナミからのツイートがありました。

いかに橋本さん=コナミコマンドだったかということでしょう。

 

『グラディウス』後、コナミコマンドはたくさんのコナミのゲームに搭載されました。
近年で一番新しいのは2020年に発売された「桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~」に搭載されているとのこと。

 

あのメタルギアソリッドシリーズにも搭載されていたんですよね。
めっちゃ楽できるというわけではないですけど、搭載するというところにコナミコマンドへのオマージュを感じます。

 

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